「ふっ素樹脂チューブ」の製造・開発を通じて多種多様なお客さまの課題解決を支援

ペンニットーの製品は、主に「ふっ素樹脂チューブ」です。どんな製品かイメージが湧きづらいかもしれませんが、「ふっ素樹脂」はフライパンやアイロンのテフロン加工などに使用されるように、他のものにくっつかない性質を持っています。
その「ふっ素樹脂」をほぼ100%の純度でチューブの形状にしたものが弊社の「ふっ素樹脂チューブ」です。

そんな「ふっ素樹脂チューブ」は、宇宙から海底、半導体から医療機器まであらゆる製品に使用され、人々の豊かな暮らしを支えています。

弊社では、多様なお客さまのニーズに応えるために、海外メーカーの製品も取り扱っています。

ものづくりと商社機能

高度な自社技術を駆使した高品質なものづくり

弊社は、ふっ素樹脂チューブ専業で事業をおこなっている数少ない企業です。独自の技術を開発し、多種多様なふっ素樹脂チューブの製造を行っています。「ふっ素樹脂チューブ」は、宇宙から海底、半導体から医療機器まであらゆる製品に使用されており、人々の豊かな暮らしを支える存在なのです。

多様な課題解決を支える「商社機能」

ペンニットーでは、自社で製造したチューブだけでなく、海外製品などの他社製品を取り扱う「商社機能」も兼ね備えています。お客さまの様々な要望に応え、最適な解決策を提案するペンニットーの課題解決力を支えています。

宇宙から海底まで、半導体から医療機器まで。

製品について

ふっ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性、絶縁性など、様々な特性があります。チューブの種類も様々あり、配管に適したフレキシブルチューブ、対象物の保護に適した熱収縮チューブやストレートチューブ、その他にも極細から極太、薄肉から厚肉まで豊富なバリエーションがあります。

ストレートチューブ

Straight

絶縁性、非粘着性、すべり性を持ったチューブとして、医療器具の細いチューブなどに用いられます。ペンニットーでは「ファインチューブ」というシリーズで展開しています。

熱収縮チューブ

Heat shrink

熱により収縮する特殊なチューブです。物体を被覆することで絶縁性などをコントロールできるようになり、医療機器や航空宇宙、電子部材などに広く用いられています。

フレキシブルチューブ

Flexible

柔軟で曲げやすい特性を持つチューブで、半導体や液晶、石英の製造装置、分析機器、計測機器、理化学機器などの配管材料として広く使用されています。

フッ素樹脂チューブの主な特性

熱に強い
耐熱性、難燃性
変化しにくい
耐薬品性、耐候性、非汚染性
電気を通しにくい
電気絶縁性
滑りやすい
低摩擦性(すべり性)、非粘着性

ふっ素樹脂チューブの用途

半導体

製造装置/センサー/耐熱用カバー・配管用部品など

医療・理化学

カテーテル/検査機器/分析機器など

電子機器

コンピュータ・OA機器/磁気ヘッド/ロール/ハーネスなど

電力・通信

電力・光・海底ケーブル/通信用アンテナ/レーダーなど

食品・化学

搬送・混練ローラー/ハンガー/測温体/熱交換機など

航空宇宙

人工衛星/シャトル/航空機など

自動車

サーミスター/ハーネス/プッシュケーブル/燃料電池など

その他

車両/家庭電化製品/電気電子部品など

そもそも「ふっ素樹脂」とは?

1938年にアメリカのデュポン社のプランケット博士がPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を発見しました。これはふっ素樹脂の最初の発見でした。その後、様々な研究が行われ、PTFE以外にもPFAやFEPなど、いろいろな種類のふっ素樹脂が生まれました。

今では、ふっ素樹脂の特別な機能と優れた特性により、たくさんの分野で重要な素材として使われています。

(画像:フッ素樹脂の原料となるホタル石)